モーダルインターチェンジ ♯ⅳm♭5

・Ⅳーⅳm →  ♯ⅳm♭5ーⅳm

・ ♯ⅳm♭5   → Ⅴ7/ⅲ

ⅲ(ⅱm          →      Ⅰ     )

・Ⅰ →  ♯ⅳm♭5

 

 ♯ⅳm♭5は一種のトニック・コードとして機能することも多い。

曲やセクションの始まり、フレーズの終わりで(この場合フレーズの拡張につながる)Ⅰコードに置き換えることが出来る。

ex. Ⅴ7→ ♯ⅳm♭5(Ⅰの代理 )→Ⅴ7/ⅲ→ⅲm7→Ⅴ7/ⅱ→ⅱm7→Ⅴ7

ⅡmーⅤ進行の代理としてのⅡ7(モーダルインターチェンジ)

モーダルインターチェンジとしてのⅡ7はセカンダリドミナント(Ⅴ7/Ⅴ)とは機能的な違いがあり、全く別のコードといえる。

 

※モーダルインターチェンジとしてのⅡ7

Ⅰに続く傾向が強い

・付随するⅱコードが前に置かれることはあまりない

・基本的にはナチュラルテンションが使われる

・次のコードへの強い動きが現れない

 

セカンダリドミナント(Ⅴ7/Ⅴ)

Ⅴにつながることがその機能で5度下への解決に向かうことを強く示唆

・付随するⅱコードが前に置かれることも多い

・オルタードテンションを伴うことが多い

・5度下への解決に向かうことを強く示唆